MOD製作/マップ
筆者注 †
ここではJamie's MapMaker?(Map Utility)を使用したマップ作成の説明をさせていただきます。
内容はパラドforumのHannibal’s Guide for HoI2 Map Editorやうどんマップ作者様のマップメーカー使い方（仮）修正、MODWikiフォーラムのマップ作成・改変MOD研究室を参考にしています。
筆者は全てを把握しているわけではないので、英語が読める人はパラドforumのを読む方が確実だと思われます。
また、説明はDDA日本語版がメインとなります(筆者が確認出来ているモノ)。
英語版やAoDの情報を加筆・修正出来る方いましたらよろしくお願いします。
あと筆者は日本語がダメポですので容赦なく加筆・修正して下さい。
始める前に †
自己責任でお願いします。
それとバックアップを忘れずに取って置いてください。
ゲームフォルダ内のmap、dbのprovinceは特に。
元の環境を汚したくない場合は全コピぺしてマップ作成専用フォルダを作成するのもいいと思います。
用意するもの †
Jamie's MapMaker †
HoI2のマップを作成するのに絶対必要です(他のゲームのマップも作成出来るようです)。必ず用意して下さい。
verは1.2.1と1.2.5があります。
作成自体はどちらでも出来るのですが、v1.2.1ではプロヴィンス接続数の確認が出来ずゲーム時に不具合が出てしまいます。
v1.2.5を使用するようにしましょう。
Trixie Plain †
HoI2のマップに使われているフォントです。
別に無くても大丈夫ですが「既存マップのフォントと同じにしたい！」という人はダウンロードしましょう。
フォントのインストール方法はさすがに省略します。知らない人はググって下さい。
ペイントソフト †
マップを描くのに必要になります。
自分の使いやすいもので大丈夫ですが、出来ればレイヤー機能付きで、且つドット編集が出来るものを推奨します。
ここではforum等でオススメされているフリーのものを挙げておきます。
- GIMP
- forumでもオススメされている高機能グラフィック編集・加工ソフト
- 大抵の画像編集はこれ１つでまかなえる、フリーソフトとは思えないほど充実した機能
- インターフェイスに癖がある、がv2.6以降では改善されたらしい
- PictBear?
- 上記のGIMPを使ってみたけれど合わなかったという人にオススメ
- ウリは軽さと使いやすさで、機能も一通りそろっている
- あまりにも巨大なファイル(10000×10000とか)を作ろうとするとエラーが出る
その他(あると便利なもの) †
- JTrim
- マップをまたいで画像修整を行う場合に便利
- 大規模なマップ改変を行うときに使用すると綺麗に作るための土台ができます
- このツールでマップをいじった場合フルカラーになるので注意
- 地図帳 or 作成したい地図の資料
- 当たり前ですがあった方が便利
- 「手書きじゃキレイに描けない！」という人は画像データ探してきてトレスするといいかも
準備 †
バックアップはとりましたか？
まだならばmap、dbのprovinceだけでもとっておきましょう。
さてJamie's MapMaker?(Map Utility)をダウンロード出来たら解凍しましょう。
解凍後作成されたフォルダ内はこんな風(図1)になると思います。
HoIフォルダ内の全ファイルをMapMaker?.exe(以降.exe省略)と同じディレクトリに移動させてください。(図1&図2)
移動し終わったら、移動させたファイルの１つであるsettings.txtを開いてください。(図2 丸1)
ここでHoI2の実行ファイルであるHoI.exe(日本語版だと名前が違うかも)が存在するディレクトリの位置(以降パスと呼ぶ)をGamePath?(図3の赤線)に指定します。
「何言っているのかよくわからないや」という人はショートカットのプロパティにあるリンク先ですぐ確認できるのでまずは見てみましょう。
図4の例ですと C:\Program Files\CYBERFRONT\Doomsday がパスになります。
これを入力しないとMapExtractor?.exe(以降.exe省略)やMapMaker?が実行できません。
日本語版で実行する場合、パスの入力が間違っていないのにMapExtractor?などが実行できないことがあるかもしれません。
その時は実行ファイルの名前を『HoI.exe』に変えてみてください。
(ショートカットで起動する場合はショートカットのリンク先も修正するのを忘れずに)
次にMapExtractor?を実行してpngファイルの作成を行います。
MapExtractor?を実行して下さい。(図2 丸2)
exported mapsフォルダが作成され、その中にpngファイルが抽出されたと思います。
この抽出されたpngファイルをいじってマップを作成します。
まずはexported mapsフォルダの中身を全て出してしまいましょう(図5)。
不安な人は抽出されたファイルのバックアップを取っておくのもいいでしょう。
マップの作成(ペイントソフトでの編集等)に失敗しても一々MapExtractor?を起動せずに済みます。
マップの作成 †
貴方の妄想を実現する第一歩です。
欲望の赴くまま作りたいマップを作成しましょう！
…と言われてもどうしていいかわからないと思うので大まかに説明します。
概要 †
まずプロヴィンスの総数ですがDDAでは2608個まで設定が出来ます。
(注:実際に使用できるのは1〜2607までです。0は搭乗中で使用。
追記：2607はゲーム上でプロヴィンスを選択できないようなので非推奨。)
これは陸・海・湖プロヴィンス全て含めての数です。
海プロヴィンスは規定の数より少なくても多くてもダメみたいなのでいじる場合には注意が必要です。
(これは確定ではありません。が、筆者の今までのエラーの経験から書いておきます。識者の修正求む。)
バニラでは2608個のプロヴィンス全てが使用されているわけではありません。
40個のプロヴィンスが未使用になっており、これを利用することで新たなプロヴィンスを追加する事ができます。
もし「もっと多くのプロヴィンスを追加したい！」と言うならば既存のプロヴィンスを削って新しいプロヴィンスに回す必要があります。
なお、AoDではこの制約が無いみたいです
また、後でも書きますが港や浜辺の総数も決まっています。
これは追加分がありませんので既存のものを削って使用するしかありません。
(規定数異常の港や浜辺が設定されているとゲームが『プロヴィンス初期化中』でフリーズします)
出来れば自分の作りたいマップの像を大まかにでも持っておくといいでしょう。
また、ある程度構想が固まっているならばメモを取っておく事をオススメします。
未使用プロヴィンスID †
| 223 | 224 | 291 | 1057 | 1168 | 1169 | 1173 | 1400 |
| 1401 | 1402 | 1403 | 1449 | 1595 | 1623 | 1779 | 1810 |
| 1811 | 1875 | 1876 | 1884 | 1885 | 1886 | 1887 | 1888 |
| 1889 | 1890 | 1891 | 1892 | 1893 | 1894 | 1895 | 1896 |
| 1897 | 1899 | 2602 | 2603 | 2604 | 2605 | 2606 | 2607 |
大マップの作成 †
作成したいマップが巨大な(複数のcolorscales.pngファイルにまたがる)場合は、
抽出したpngファイルに直接描くのではなく別画像として追加マップを作成することをオススメします。
最後に †
長々と書いてきましたマップ作成もこれで終わりです。
自分の作りたいマップをどんどん作りましょう！
作成していると「エラーが大量に！」とか「ゲームを起動できない！」、「エラー出て無いのに時間を進めた瞬間落ちる！」といった事が起こると思います。
エラーやバグの修正には時間がかかるかもしれません。(筆者は1つのエラー原因の特定に丸一日かけたこともあります)
最悪作り直しになるかもしれません。
でもそこで諦めないで下さい。
マップ作成に一番必要なのは『くじけぬ心』です。
相談すれば一緒に考えてくれる仲間もきっといます。
自分の作ったマップでHoI2をプレイすること、新しいMODの誕生を夢見て頑張りましょう。
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